Shopifyパートナーとは?種類・収益・登録方法を徹底解説!
本記事ではShopifyエキスパートのAiriが、Shopifyパートナーの概要から種類、収益の仕組み、登録方法、注意すべき規約までを網羅的に解説します。
Shopifyパートナーの概要
Shopifyパートナーとは、Shopifyを使ったEC構築や運用支援を行う事業者や個人が参加できる公式制度です。
制作会社やフリーランスが主な対象で、Shopifyパートナーに登録すると開発用ストアの利用や専用管理画面へのアクセスが可能に。
これにより、実案件を想定した検証や提案が行いやすくなります。
さらに、構築・運用・アプリ開発など役割に応じた活動が認められており、自身の専門領域に集中ができます。
つまり、Shopifyパートナーは肩書きではなく、実務効率と信頼性を高める基盤となる制度です。
Shopifyパートナーを活用するメリット
Shopifyパートナーを活用すると、ECサイトの構築だけでなく、その後の運用や改善まで見据えた支援を受けられます。
単なる制作代行にとどまらず、ビジネス全体を理解したうえで関わってもらえる点が特徴です。
ここでは、マーチャント側が得られる代表的なメリットを3つに分けて解説します。
1. Shopifyの特性を活かしたECサイトを構築できる
Shopifyパートナーに依頼することで、Shopifyの特性を前提とした設計でECサイトを構築できます。
テーマ構造やアプリ連携を理解したうえで設計されるため、後からの改修や拡張がしやすくなります。
たとえば、初期段階では必要最低限の機能に絞り、売上や運用状況に応じて機能を追加する構成も可能に。
結果として、無駄な開発コストを抑えつつ、成長に耐えられるECサイトを実現できます。
2. 運用やマーケティングまで一括で依頼できる
Shopifyパートナーは、構築後の運用やマーケティングまで含めて支援できる点が強みです。
商品登録や在庫管理だけでなく、アプリ導入や改善提案まで対応できるケースがあります。
たとえば、売上が伸び悩んだ際に、導線改善やアプリ活用を含めた見直しを依頼できることも。
制作と運用を分断せずに任せられるため、意思疎通の手間を減らしやすくなります。
3. 商品企画などコア業務に専念できる
Shopifyパートナーに実務を任せることで、マーチャントは商品企画や仕入れなどのコア業務に集中できます。
EC運営には細かな設定や確認作業が多く、想像以上に時間を取られがちです。
専門家に任せることで、日々の調整作業から解放されるでしょう。
その結果、ブランドづくりや顧客対応に時間を使いやすくなり、事業全体の質を高めやすくなります。
Shopifyパートナーにおける上位パートナー制度
Shopifyパートナーの中には、実績や専門性が評価された上位パートナー制度があります。
代表的なのが「Shopify Experts(エキスパート)」と「Shopify Plusパートナー」。
どちらも一定の基準を満たした事業者のみが認定され、対応できる案件の規模や役割に違いがあります。
Shopify Experts(エキスパート)
Shopify Expertsは、Shopifyの構築や運用において高い実績を持つパートナーに与えられる認定です。
一定数以上の支援実績や評価を積み重ねることで対象となります。
専門分野はサイト構築やデザイン、マーケティング支援など多岐にわたります。
小規模から中規模ストアの支援が中心となるため、実務に即した提案を受けやすい点が特徴です。
Shopify Plusパートナー
Shopify Plusパートナーは、大規模EC向けプランであるShopify Plusに対応できる上位パートナーです。
高い技術力だけでなく、組織体制や運用ノウハウも求められます。
複雑な業務フローや外部システム連携への対応経験が重視されることも。
たとえば、多言語・多通貨対応や基幹システム連携を含む案件が対象です。
エンタープライズ規模のEC構築を検討する企業にとって、重要な判断材料となるでしょう。
Shopifyアフィリエイトパートナーの仕組み
Shopifyアフィリエイトパートナーは、Shopifyを紹介することで報酬を得られます。
ブログやSNS、動画などでShopifyを紹介し、紹介経由で新規契約が成立すると成果が発生します。
制作業務を行わなくても参加できるため、情報発信を軸にした収益化と相性が良いです。
実務型パートナーとは異なり、集客力や発信力が成果を左右する点が特徴です。
Shopifyパートナーの主なタイプ
Shopifyパートナーには、関わり方や提供価値の違いによって複数のタイプがあります。
自分の強みやビジネスモデルに合った立場を選ぶことで、無理なく継続的な活動がしやすくなるでしょう。
ここでは代表的な4つのパートナータイプをご紹介します。
1. 構築パートナー
構築パートナーは、Shopifyを用いたECサイトの設計や構築を行う役割を担います。
テーマ設定や商品登録、アプリ導入まで幅広く対応し、クライアントの業種や販売形態に合わせた設計が求められます。
たとえば、少数商品向けのシンプル構成や、SKUが多いストア向けの整理設計などが良い例です。
構築後の拡張性も意識した設計が重要となり、実務経験が成果に直結しやすいタイプです。
2. 紹介パートナー
紹介パートナーは、Shopifyを第三者に紹介することで報酬を得る役割を担います。
EC構築の実務は行わず、情報発信や人脈を活かした活動が中心です。
たとえば、既存クライアントにEC導入の選択肢としてShopifyを紹介するケースなどが挙げられます。
制作リソースを持たなくても始めやすく、コンサルやメディア運営と相性が良い点が特徴です。
3. テーマ開発パートナー
テーマ開発パートナーは、Shopifyのデザインテーマを開発・提供する役割を担います。
求められるのは、コード設計やUI設計に関する専門知識などです。
開発したテーマは、複数のマーチャントに提供できるため、ストック型の収益につながります。
たとえば、特定業種に特化したテーマを開発し、販売する場合も。
制作受託とは異なる収益モデルを構築できる点が特徴です。
4. アプリパートナー
アプリパートナーは、Shopify上で利用できるアプリを開発・提供する役割を担います。
標準機能では補えない課題を解決するアプリが対象です。
定期購入や在庫管理など、用途は多岐にわたります。
アプリは月額課金が一般的で、継続収益を見込みやすい点が特徴です。
開発力に加えて、課題発見力も重要となるパートナータイプです。
Shopifyパートナーとして可能になること
Shopifyパートナーに登録すると、単に構築業務ができるだけではありません。
収益化の手段や開発環境、公式ツールの利用など、活動の幅が大きく広がります。
ここでは、パートナー登録によって実際に可能になる代表的な内容を整理します。
マーチャント支援を通じて収益を得られる
Shopifyパートナーは、マーチャント支援を通じて収益を得られます。
ECサイト構築や運用支援、改善提案などが主な収益源です。
契約形態は制作費や月額保守など、事業モデルに合わせて設計可能。
たとえば、初期構築費と運用サポートを組み合わせる形も一般的です。
支援内容が成果に直結しやすく、継続的な取引につながりやすい点が特徴です。
パートナー専用の管理画面を利用できる
Shopifyパートナーには、専用の管理画面が提供されます。
ここでは開発ストアの作成やクライアント管理が行えます。
複数案件を同時に進行しても、状況を把握しやすい設計です。
たとえば、検証用ストアを無料で立ち上げられるため、事前確認が行いやすくなります。
業務効率を高めるための基盤として活用できます。
Shopifyパートナーロゴを公式に使用できる
Shopifyパートナーは、公式のパートナーロゴを利用可能です。
Webサイトや提案資料に掲載することで、第三者からの信頼性を高めやすくなります。
とくに初取引のクライアントに対して、安心材料として機能するでしょう。
ただし、ロゴの使用にはガイドラインがあります。
定められたルールを守ることで、正しい形で実績を示せます。
APIを活用したアプリやテーマの開発ができる
Shopifyパートナーになると、APIを活用した開発が可能になります。
APIとは、外部サービスとShopifyを連携する仕組みです。
これにより、標準機能では対応できない要件にも応えられます。
たとえば、独自業務フローに合わせたアプリ開発が可能。
技術力を活かした差別化を図りやすくなります。
パートナー向けの教育リソースを活用できる
Shopifyパートナーには、専用の学習リソースが提供されます。
公式ドキュメントやトレーニング資料を通じて最新情報を学べます。
Shopifyは仕様変更が多いため、継続的な学習が重要です。
実務に直結する内容が多く、自己流で調べる負担を減らせます。
知識更新の仕組みとして有効に活用できます。
Shopifyパートナーへの登録手順
Shopifyパートナーへの登録は、オンライン上で完結し、特別な審査や初期費用は必要ありません。
事前に準備するのは、基本的な事業情報と連絡用のメールアドレスのみです。
ここでは、初めての方でも迷わず進められるよう、登録の流れを3つのステップに分けて解説します。
1. メールアドレスを入力する

出典:Shopifyパートナー
まずは、Shopifyパートナープログラムの登録ページから、「サインアップをする」を選択し、メールアドレスを入力します。
2. 必要事項を入力する

出典:Shopifyパートナー
メールアドレスを入力したら、画面の案内に沿って姓名やパスワードの設定を行い、アカウント作成(サインアップ)を完了します。
3. 登録を完了する
登録後すぐに、パートナー専用の管理画面へアクセスできるようになります。
パートナー専用の管理画面から、パートナーとしての利用開始チェックリスト(Getting started)に沿って、参加しましょう。
Shopifyパートナーが遵守すべき規約
Shopifyパートナーは、公式制度の一員として一定のルールを守る必要があります。
Shopifyパートナー規約はブランド価値やマーチャント体験を守るために定められています。
違反すると、パートナー資格の停止などにつながる可能性もあるので注意が必要です。
ここでは特に注意すべき代表的な規約を整理します。
Shopify関連の発表やプレスリリースは事前承認が必要
Shopifyに関する公式発表やプレスリリースを行う場合、事前承認が求められます。
パートナーであっても、Shopifyの公式見解を代弁する立場ではありません。
たとえば、提携や認定内容を強調し過ぎた表現は誤解を招きやすくなります。
情報発信の際は、事実関係を整理したうえで、必要に応じて承認を得ましょう。
Shopifyのキーワードを用いた検索広告の出稿は禁止
公式ブランドを保護する目的があるため、Shopifyパートナーは、「Shopify」などのブランドキーワードを使った検索広告を出稿できません。
たとえば、「Shopify 制作」などの広告出稿は制限対象となるので、広告運用を行う場合は、自社名や独自サービス名を軸に設計する必要があります。
集客戦略の段階で理解しておくことが重要です。
Shopify名を含むドメインやメールアドレスの使用は禁止
Shopifyの名称を含むドメインやメールアドレスの使用は禁止されています。
公式との誤認を防ぐためのルールです。
たとえば、「shopify-〇〇.com」や「@shopify-〇〇.jp」といった形式は認められません。自社ブランドを前面に出した命名が求められます。
長期的な信頼構築の観点でも重要なポイントです!
マーチャントに不利益・不快感を与える個別連絡への配慮
マーチャントへの個別連絡は、慎重な対応が求められます。
一方的な営業連絡や過度な勧誘は、不快感や不信感につながるためです。
たとえば、管理画面情報を利用した無断連絡は問題となります。
パートナーとしての立場を意識し、相手の状況を尊重したコミュニケーションが重要です!
APIを利用した独自決済の実装は禁止
ShopifyのAPIを使って独自決済を実装することは禁止されています。
セキュリティや利用者保護のために、決済はShopifyが定める仕組みの範囲内で行う必要があります。
外部決済を扱う場合は、公式に認められた方法を選択しましょう。
技術的な自由度との違いを理解しておくことが重要です。
カスタムアプリやプライベートアプリによる自社連携は禁止
自社用途のみを目的としたカスタムアプリやプライベートアプリによる連携は禁止されています。
アプリは、原則として公開または適切な形で提供する必要があります。
業務効率化のために独自連携を考える場合は、公式ルールに沿った設計が必要です。
事前にガイドラインを確認する姿勢が欠かせません。
Shopifyロゴ使用時のガイドライン遵守
Shopifyロゴの使用には、明確なガイドラインがあります。
サイズや配色、配置ルールを守らない使用はNG!
たとえば、ロゴを加工したり、自社ロゴと誤認される配置は避けましょう。
正しい使用は信頼性を高めます。ルールを理解したうえで活用することが重要です。
国内のShopifyパートナー事例
国内には、Shopifyパートナーとして専門性を活かし、独自の強みを築いている企業があります。
支援内容や得意分野は各社で異なり、マーチャントの課題に応じた選択が重要です。
ここでは、代表的な国内パートナー3社の特徴を紹介します。
株式会社ハックルベリー

出典:株式会社ハックルベリー
株式会社ハックルベリーは、Shopify向けアプリ開発を強みとするパートナーです。
定期購入やBtoB対応など、標準機能では補いにくい領域を支援しています。
自社開発アプリを通じて、多くのマーチャントの業務効率化に貢献しています。
機能提供だけでなく、運用視点を踏まえた設計が特徴です。
アプリを軸にスケールするEC運営を目指す事業者に適したパートナーといえます。
コマースメディア株式会社

出典:コマースメディア株式会社
コマースメディア株式会社は、Shopifyを中心にECサイトの構築から運用改善までを一貫して支援するパートナーです。
サイト制作だけでなく、データ分析やUI改善を通じた売上向上に強みがあります。
自社メディアで培った知見を活かし、再現性のある施策を提案できる点が特徴です。
単発の構築に終わらず、継続的な改善を前提とした支援を求める事業者に適しています。
株式会社飛躍

出典:株式会社飛躍
株式会社飛躍は、ブランド構築とEC運営を一体で支援するパートナーです。
デザイン性とストーリー設計を重視したShopify構築を得意としています。
D2Cブランド支援の実績があり、世界観づくりを重視する事業者から支持されています。
ECを単なる販売チャネルではなく、ブランド体験の場として設計したい場合に心強い存在です。
Shopifyパートナーに関するよくある質問
Shopifyパートナー制度について調べていると、費用や条件、実務面での疑問が多く出てきますよね。
とくに初めて登録を検討する方にとっては、不安点を事前に解消しておくことが重要です。
ここでは、よくある質問を中心に、実務に直結するポイントを整理します。
Shopifyパートナー登録に費用は発生しますか?
Shopifyパートナー登録自体に費用は発生せず、初期費用や月額料金は不要で、誰でも無料で登録できます。
登録後は、開発用ストアの作成や管理画面の利用が可能に。
実務を始める前にコストがかからないため、試しに触ってみたい方にも向いています。
実際の収益は、構築支援や紹介成果などの活動内容に応じて発生します。
個人事業主でもShopifyパートナーになれますか?
個人事業主でもShopifyパートナーになることは可能であり、法人である必要はなく、フリーランスとして活動している方も多く登録しています。
登録時に求められるのは、事業内容や提供予定サービスの情報です。
実績提出は必須ではありませんので、小規模から始めて、経験を積みながら活動範囲を広げられる点が特徴です。
英語に不安があってもShopifyパートナーになれますか?
英語に不安があってもShopifyパートナーになることは可能です。
管理画面や公式ドキュメントには日本語対応のものもあります。
日常業務では、日本語情報だけで対応できるケースも少なくありません。
一方で、最新情報や詳細仕様は英語が中心です。
必要に応じて翻訳ツールを活用することで、実務上の支障は抑えられます。
Shopifyパートナーになると案件紹介は受けられますか?
Shopifyパートナーに登録しただけで、必ず案件紹介が受けられるわけではありません。
実績や専門性が評価されることで、相談や依頼につながるケースがあります。
そのため、プロフィール情報を充実させたり、自ら情報発信や営業活動を行う姿勢が大切です。
パートナー制度は、機会を広げるための土台と考えると良いでしょう。
Shopify Expert(エキスパート)とShopifyパートナーの違いは何ですか?
Shopifyパートナーは登録制の制度で、誰でも参加できますが、Shopify Expertは、一定の実績や評価をもとに認定される上位区分です。
Expertsは専門分野ごとに探されやすく、信頼性の指標として機能します。
すべてのパートナーが自動的にExpertsになれるわけではありません。
段階的な位置付けとして理解することが重要です。
Shopify Plus Partner(プラスパートナー)とShopifyパートナーの違いは何ですか?
Shopify Plus Partnerは、大規模EC向けのShopify Plusに対応できる上位パートナーです。
高い技術力に加え、組織体制や運用実績が求められます。
一般的なShopifyパートナーは、中小規模ストア支援が中心なため、扱う案件規模や責任範囲に明確な違いがあります。
自社の対応力に合った立場を選ぶことが重要です。
まとめ|Shopifyパートナーを理解して最適な選択をするために
Shopifyパートナー制度は、EC支援をビジネスにする人にとって有効な選択肢です。
構築や運用で価値を提供したい人と、発信を通じて収益化したい人では適した立場が異なります。
目的を整理しないまま登録すると、制度を十分に活かせない可能性も。
一方で、事業フェーズや強みに合わせて活用すれば、信頼性の向上や収益機会の拡大につながるでしょう。
Shopifyパートナーを正しく理解し、自身に合った関わり方を選ぶことが重要です。