使ってないアプリ、放置してませんか?Shopifyアプリの解約方法まとめ
「使っていないShopifyアプリ、放置したままになっている」
「気づいたら毎月のアプリ請求がストア本体より高くなっていた…」
「アンインストールしたのに、なぜか課金が続いている気がする…」
そんなお悩みありませんか?
こんにちは、ShopifyエキスパートのAiriです。
この記事では、Shopifyアプリを安全・確実に解約するための手順と注意点を、分かりやすくまとめました。
最適な解約タイミングの見極めから、バックアップや代替策の検討まで、必要な情報を網羅しています。
読み終える頃には、「本当に必要なアプリだけが残った、ムダのないストア運営」への一歩が踏み出せるはずです。
アプリを解約すべきタイミングを3分でチェック
以下のチェック項目のうち、3つ以上当てはまる場合は、アプリの解約を前向きに検討してみましょう。無駄なコストやストアへの負担を減らすチャンスです。
ROI(費用対効果)が下がっている
アプリによって得られた売上を、そのアプリの月額費用で割った値が「1.0」を下回っている場合、投資に見合う成果が出ていない可能性があります。
機能が他と重複している
そのアプリと同じような機能が、Shopifyの標準機能や他のアプリに含まれている場合は、重複によって無駄なコストが発生しているかもしれません。
ストアの表示速度が落ちている
Googleの「PageSpeed Insights」でストアのスコアが50点未満の場合、アプリがページの読み込みを遅くしている可能性があります。
管理に手が回っていない
スタッフが半年以上そのアプリを開いていない、使っていないといった状況が続いていれば、運用上の必要性が低くなっている可能性があります。
なんとなく使い続けている
「いつか使うかもしれない」と思ってそのままにしているアプリがある場合、プラン変更やアップデートがなければ、放置による無駄な支出につながります。
Shopifyアプリの料金モデル
Shopifyアプリには、いくつかの異なる料金体系があります。課金のタイミングや仕組みをきちんと理解しておくことで、不要な費用の発生を防ぎやすくなります。以下の表では、代表的な4つの料金モデルをまとめました。
料金モデル | 内容 | 課金のタイミング |
---|---|---|
定額サブスクリプション | 毎月決まった金額が請求される最も一般的なモデルです。 | アプリごとに設定された30日ごとのサイクルで、前払いされます。 |
使用量課金 | 注文数や顧客数などの実績に応じて料金が変動する仕組みです。 | 利用期間が終わったタイミング(30日ごと)で、まとめて請求されます。 |
ワンタイム課金 | テンプレートの購入や機能の永久ライセンスなど、1回限りの支払いです。 | 購入したタイミングで即時請求されます。 |
アプリクレジット | アプリをダウングレードした際に、未使用分が返金されることがあります。 | 返金分は次回の請求時に自動的に差し引かれます。 |
アプリ解約前のチェックリスト
Shopifyアプリを解約する前に、以下のポイントを確認しておくことで、トラブルや予期せぬエラーを未然に防ぐことができます。安心・安全にアンインストールするために、順番にチェックしていきましょう。
1. バックアップの取得
アプリによっては、商品データやテーマに変更を加えるものもあります。解約・削除前に、商品情報やテーマのバックアップをエクスポートしておきましょう。何かあってもすぐ復元できるようにしておくと安心です。
2. テーマのコードが変更されていないか確認
チャット機能やレビュー表示など、テーマにコードを追加するタイプのアプリは、アンインストール後もコードが残る場合があります。必要に応じて、アプリ提供元が用意している「削除用スニペット」や手動の削除手順を確認しましょう。
3. 在庫ロケーションを使っているアプリかどうか
Fulfillment(フルフィルメント)系のアプリの中には、独自の在庫ロケーションを使って商品を管理しているものがあります。これらのアプリは、在庫を移動・削除してからでないとアンインストールできませんので、必ず事前に処理を行いましょう。
4. アプリ内で別途サブスクリプション契約があるか
一部のアプリはShopifyとは別にアプリ内で直接サブスクリプション契約を行っている場合があります。そうしたアプリは、Shopify管理画面でのアンインストールとは別に、アプリ内での契約解除操作が必要です。両方を忘れずに対応しましょう。
アプリのアンインストール手順
①管理画面 › 設定 › アプリと販売チャネル
②対象アプリの「…」 › アンインストール
③理由を選択(任意)し、アンインストールを確定
アプリを外しても実現できる無料・低コスト代替策
Shopifyでは、有料アプリを使わなくても、標準機能や無料アプリを活用することで、十分に機能を代替できるケースがあります。ここでは、よく使われる機能に対して、費用をかけずに対応できるおすすめの方法をご紹介します。
自動化(タグ付け・メール通知など)
おすすめ代替策
Shopify Flowは、ノーコードで設定できる自動化ツールです。注文が入ったらタグを付けたり、特定の条件でメールを送信したりといった処理を自動で行えます。Shopify Basicプラン以上に加入で使えます。
定期購入(サブスクリプション)
おすすめ代替策
定期購入型の商品を扱いたい場合は、Shopify公式の「Shopify Subscriptions」アプリが便利です。手数料無料で利用できるため、外部の有料アプリを使わずに安心して導入できます。
商品ページのSEO対策
おすすめ代替策
検索エンジン一覧機能
各商品ページでは、「検索リスティングプレビュー」から、タイトルやメタディスクリプションを直接編集できます。シンプルなSEO対策であれば、アプリを使わずに手入力で十分対応可能です。
在庫切れ時のアラート通知
おすすめ代替策
Shopifyメール + Shopify Flow
在庫がなくなったタイミングで、タグをつけて自動でお知らせメールを送るなど、在庫アラートの仕組みも無料機能だけで構築できます。Shopify FlowとShopifyメールを組み合わせて活用しましょう。
まとめ
Shopifyアプリは便利な一方で、使わなくなったまま放置してしまうと、思わぬコストやパフォーマンスの低下につながることがあります。
この記事では、アプリの解約を検討すべきサインや、料金の仕組み、解約前に確認すべきポイント、そしてアンインストールの手順までご紹介しました。
また、「アプリを外すと機能が使えなくなるのでは?」という不安に対しても、Shopifyの標準機能や無料で使える代替策を活用することで、多くの場合しっかりカバーできることがお分かりいただけたかと思います。
まずは、自分のストアに本当に必要なアプリだけを見極めることが大切です。今回ご紹介したチェックリストや代替案を活用し、無駄のない、軽くて使いやすいストア運営を目指しましょう。