知らないと損する!売れないShopifyストアの原因7選と解決方法
「商品はいいはずなのに、なぜか全然売れない…」
「広告費だけが増えて、赤字が続いている…」
そんなお悩みはありませんか?
こんにちは。ShopifyエキスパートのAiriです。
この記事では、「Shopifyで思うように売れない」と感じている方に向けて、その原因と解決方法をわかりやすくご紹介します。
売上が生まれる仕組みをシンプルに
まずは、売上の構造を以下のようにシンプルに考えてみましょう。
売上 = アクセス数 × 購入率(CVR) × 客単価
つまり、「見てもらう人数 × 買ってくれる割合 × 1回の購入金額」が大切です。
この3つのうち、どこが弱いのかを見つけることで、売上を伸ばすヒントが見えてきます。
よくある「7つの壁」
① 集客が足りない
ありがちな症状
ストアを公開しても、なかなかアクセスが集まらず、1日の訪問者数が数十人以下という状況が続いている場合は「集客不足」が原因かもしれません。
見直すポイント
まずは、SNS(Instagram・Xなど)とサイトをしっかり連携し、発信力を強化しましょう。SEO対策(検索されやすいキーワード設定)やGoogle広告、P-Maxなどの有料広告運用も検討することで、安定的にアクセスを集めやすくなります。
② 商品の魅力が伝わらない
ありがちな症状
商品ページまで来てくれたのに、購入に至らずすぐに離脱される場合は、「商品が魅力的に見えていない」可能性があります。
見直すポイント
商品の写真は明るく鮮明で、複数の角度から掲載されていますか? 説明文には「誰に・どんなシーンで・どんな効果があるのか」がわかる内容が含まれていますか? また、レビュー(口コミ)があると、信頼性がグッと高まります。
③ サイトの使いづらさ
ありがちな症状
スマートフォンで見たときに、ページの表示が遅い・ボタンが小さくて押しづらいなどの理由で、ユーザーがすぐに離脱してしまうことがあります。
見直すポイント
モバイル対応のテーマを使用し、ページの読み込み速度(特にトップページ・商品ページ)を改善しましょう。画像サイズの最適化や不要なスクリプトの削減も有効です。
④ 決済・配送が不安
ありがちな症状
商品をカートに入れても、決済に進まず離脱されるケースが多い場合は、購入者が「支払い方法」や「送料」に不安やストレスを感じているかもしれません。
見直すポイント
クレジットカード・コンビニ払い・Apple Payなど、多様な決済方法を用意することで安心感が高まります。また、送料がわかりにくい/高すぎると感じさせないように、表示方法や金額設定も見直しましょう。
⑤ カゴ落ちが多い
ありがちな症状
商品をカートに入れても、最終的に購入せずそのまま離脱してしまう「カゴ落ち」が頻発している状態です。
見直すポイント
購入完了までのフローが長すぎたり、フォーム入力が複雑だったりすると離脱率が上がります。決済ステップを簡素化しつつ、カゴ落ちした人に対して「お忘れではありませんか?」というリマインドメールを送る仕組みも有効です。
⑥ リピートされない
ありがちな症状
新規のお客様は来るけれど、2回目以降の購入がなかなかされず、売上が安定しない状況です。
見直すポイント
LINEやメールで「限定クーポン」や「新商品のお知らせ」などを定期的に届けることで、再訪のきっかけを作りましょう。また、定期購入(サブスク)の導入や、次回購入が少しお得になる仕組みもリピート促進に効果的です。
⑦ 改善のサイクルがない
ありがちな症状
「売れていない理由がわからない」「なんとなく運営している」といった、改善アクションが止まっている状態です。
見直すポイント
GoogleアナリティクスやShopifyの管理画面で数値をチェックし、課題の仮説を立てましょう。そして、商品ページの変更・価格の見直し・広告の出し方など、1つずつテストして改善する習慣をつけることが大切です。
課題別のおすすめ改善方法
アクセス(訪問者数)を増やしたいときは?
「そもそも見に来てくれる人が少ない…」という場合は、以下の対策が効果的です。
- P-Max広告を使って、Googleのいろいろな場所にまとめて広告を出す(検索・YouTube・Gmailなど)
- Instagramのリール動画を活用して、短い動画で商品の魅力を伝える
- 検索エンジン(SEO)対策として、「商品名+使い道」など、検索されやすいキーワードを商品ページに入れる
※P-Max(パフォーマンスマックス)広告は、Googleが提供しているAI型の広告サービスです。
ひとつの設定で、検索・YouTube・Gmail・マップなど複数の場所に自動で広告が出せます。
配信先の選定や内容の最適化もAIがやってくれるので、広告の知識がなくてもはじめやすいのが特徴です。
購入率を上げたいときは?
「見に来てくれるけど、なかなか買ってもらえない…」というときは、次のポイントを見直してみましょう。
- スマホでの見やすさを改善する(ボタンが押しやすい・ページの表示が早い など)
- 決済方法を増やす(Shop PayやApple Payなど、使いやすい決済があると購入率がアップします)
- カゴ落ち対策として、商品を入れたまま買わなかった人に「メールでお知らせ」を2回送る(1時間後+翌日など)
客単価やリピート率を上げたいときは?
「売上はあるけど、単価が低い/リピートされない…」という場合は、以下を試してみましょう。
- セット販売で「まとめ買い」してもらう(関連商品を組み合わせて少しお得に)
- 定期購入(サブスク)を導入して、リピートしやすい商品は自動で届ける仕組みに
- LINE配信でリピーター向けの「限定クーポン」を自動で送る(再購入のきっかけづくりに)
今すぐ使えるおすすめアプリ7選
アプリ名(リンク) | 種類 | 概要 | 月額目安 |
---|---|---|---|
Plug in SEO | 集客 | SEOエラーの検出と改善提案 | $29.99〜 |
Pinterest + Shopify | 集客 | Pinterestへの画像投稿を自動化 | 無料 |
Judge.me | 購入率 | 商品レビューの表示と自動依頼 | 無料〜$15 |
ReConvert | 購入率 | サンクスページでのアップセル設計 | 無料〜$14.99 |
Bold Bundles | 客単価 | 関連商品をセット販売に | $19.99〜 |
Klaviyo | リピート | メールとSMSの自動配信 | 無料〜$35 |
Lucky Orange | 分析 | ヒートマップ+訪問録画で動きを可視化 | 無料〜$89 |
成功事例
オリオンビールさん
注目ポイント
定期便サービスと会員機能を組み合わせることで、リピーターを安定的に増やしています。
まとめ
「Shopifyで売れない」と感じている方の多くは、実は“売れない原因”が明確になっていないだけかもしれません。この記事では、売上を「アクセス×購入率×客単価」という3つの要素に分解し、そこから見える7つの代表的な課題と、それぞれの改善策を具体的にご紹介しました。
アクセスが集まらない、カゴ落ちが多い、リピートが続かない――そんな悩みに対しては、P-Max広告・レビュー表示・定期購入・LINE配信など、今すぐ取り入れられる対策がたくさんあります。また、記事内で紹介したアプリや成功事例(例:オリオンビールさん)からもヒントが得られます。
大切なのは「なんとなく運営」ではなく、課題を可視化してひとつずつ改善していくこと。ぜひ、本記事の内容を参考に、自分のストアに合った施策から取り入れてみてくださいね。