Airi Design Written by Shopify Expert Airi

【Shopify初心者向け】SKUとは?意味・設定方法・注意点まで完全解説

Shopify

「SKUって何?」
「ShopifyでSKUはどうやって登録するの?」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?

こんにちは、ShopifyエキスパートのAiriです。

ECサイトを運営していると、「SKUって入力した方がいいの?」「SKUが必要なのはどういうとき?」など、
SKUに関する疑問が出てくる方も多いと思います。特にShopify初心者の方にとっては、SKUは耳慣れない言葉かもしれません。

でもご安心ください!本記事では、SKUの意味から、Shopifyでの登録方法、命名ルールや注意点までを、
やさしく丁寧に解説していきます。記事を読み終える頃には、SKUの基礎知識が身につき、すぐに実務で活かせるようになります。

SKUとは?

SKUとは「Stock Keeping Unit(ストック・キーピング・ユニット)」の略で、
日本語では「在庫管理単位」や「商品識別コード」と訳されます。

簡単に言えば、SKUは一つひとつの商品を区別するための「社内用の管理コード」です。

たとえば、あなたがTシャツを販売しているとしましょう。同じTシャツでも、
「Mサイズ・黒」「Lサイズ・白」など、サイズやカラーによってバリエーションがありますよね。
それらを明確に区別して管理するために、SKUを設定するのです。

Shopifyでは、商品登録時にSKUを入力できる欄があり、商品のバリエーションごとに異なるSKUを設定できます。
SKUを正しく設定しておくと、在庫数の管理、受注処理、返品対応、売上分析など、さまざまな業務がスムーズになります。

SKUとバーコード・JANコードの違いとは?

SKUと混同されやすいのが「バーコード」や「JANコード」です。それぞれの違いを明確にしておきましょう。

  • SKU:社内用の識別コード。自分で自由に命名可能。
  • JANコード:メーカーや流通業者が発行する統一商品コード。主に小売・物流業で使用。

たとえば、同じシャンプーをA社とB社が仕入れて販売する場合、JANコードは共通ですが、
SKUは各社がそれぞれ自社の管理ルールに基づいて設定します。

Shopifyでも、SKUは自社内で管理するために使い、
JANコードやバーコードはPOSレジや外部販売チャネル(例:Amazon、楽天など)との連携に使うことが多いです。

SKUのメリット・デメリットとは

SKUを導入するメリット

  • 在庫の過不足を正確に把握でき、欠品やダブりを防げる
  • 商品ごとの売上や動向を正確に分析できる
  • 問い合わせ対応や返品処理が迅速になる
  • Shopifyアプリや外部ツールとの連携がスムーズになる

デメリットも知っておこう

  • SKUルールを決めずに適当に付けると、後から管理が混乱する
  • 商品点数が多くなると、SKUの重複や混同が起こりやすくなる

SKUは便利な仕組みですが、「導入して終わり」ではなく、運用ルールや管理体制を整えることがポイントです。

SKUの付け方・命名ルールの基本

SKUに「正解」はありませんが、「わかりやすく、ルールを統一する」ことが大切です。

よく使われる命名パターン

  • TSH-M-BK → Tシャツ・Mサイズ・ブラック
  • BAG-S-BE → バッグ・Sサイズ・ベージュ

基本ルール

  • 商品カテゴリ(例:TSH=Tシャツ)
  • サイズ(S、M、Lなど)
  • カラー(BK=ブラック、WH=ホワイト など)
  • 数字やハイフン、アンダースコアで区切ると見やすい

複数人で運用する場合は、「SKUルール一覧表」などを作成し、
チームで共有しておくと管理がスムーズです。

ShopifyでのSKU設定方法

実際にShopifyでSKUを設定する手順を見ていきましょう。

  1. Shopify管理画面から「商品」メニューを開く
  2. 商品詳細ページにある「在庫」セクションで、SKU入力欄に任意のコードを記入
  3. 商品にバリエーションがある場合は、それぞれのバリエーションに個別のSKUを設定

skuの設定

SKUを登録すると、Shopifyのレポート画面や注文一覧などでもSKUが表示され、管理しやすくなります。

SKUを使うべきタイミング・導入の判断基準

次のような場合には、SKUを設定することを強くおすすめします。

  • 商品数が10点以上ある
  • サイズ・色などのバリエーションがある
  • 複数のスタッフで管理している
  • 外部アプリや倉庫連携を検討している

逆に、ハンドメイド1点物や受注生産などで商品数が少ない場合は、
SKUを使わなくても問題ないケースもあります。

SKU管理の注意点とよくあるミス

SKU運用で起こりがちなトラブルも事前に知っておくと安心です。

  • SKUが重複して、在庫管理が混乱する
  • 命名ルールが途中でブレて、何の商品かわからなくなる
  • SKUが長すぎて、読みづらくなる

これを防ぐためには、事前に命名ルールを決めておき、
スプレッドシートなどでSKU一覧を管理することが大切です。
また、新商品を追加する際は、SKUが一貫しているか必ずチェックしましょう。

まとめ|SKUはショップ運営の「見えない要」

SKUは表には見えない存在ですが、EC運営を支える縁の下の力持ちです。
在庫の最適化、業務効率の向上、売上分析の精度向上など、SKUをしっかり活用することで、
ストア全体の運営力がグッと高まります。

Shopify初心者の方も、まずは少しずつSKUを取り入れて、管理体制を整えていくことをおすすめします。

この機会に、あなたのストアのSKU設計を見直してみませんか?